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Mar 20, 2019

  • イベント

韓国語学研修

3月12日から4日間 中学1年生10名と高校1年生希望者12名、計22名で
韓国・ソウルへの語学研修に行ってきました。

毎年実施している本校の韓国語学研修は旅行会社のプランのものではなく、
学校が準備したプランによって研修が進んでいきます。 
生徒自身が事前学習で訪問地を調べたり、公共交通でのアクセス方法を調べていき、
実際に現地では‘自分が経験する’をテーマに、地図を確認し、現地の人に尋ねたり、
店での買い物、食堂でももちろん生徒自ら尋ねて注文したりします。
現地で実際に韓国語を使うことで生徒の語学力、
コミュニケーション力を伸ばす研修となっています。

研修の始まりは明洞での「両替をやってみよう」から始まり、
その後、夕食はサムギョプサルと豚肉のカルビを食べ韓国グルメを堪能しました。

2日目は韓国観光公社を訪れ、生徒たちはAR機器を使ったK-POPスターたちとの写真撮影、
韓国の伝統工芸である螺鈿工芸体験、韓服を着て有名な観光地を背景に記念撮影をしました。
昼食は伝統市場である通人市場(トンインシジャン)でいただきました。
朝鮮時代の貨幣である”葉銭(ヨプジョン)”に両替し、
パンチャン(おかず)でほしいものを選び、自分だけの弁当を作って食べる”葉銭弁当”を
通して学生たちは味と楽しさを体験していました。
また詩人尹東柱(ユンドンジュ)の旧下宿に寄ってソウル歴史博物館まで
韓国の住宅街の風景を鑑賞しながら散策し、博物館ではソウル全体を縮小したジオラマを
見学し研修期間中に訪れる様々な場所の位置を探したりもしました。
夕方には弘大(ホンデ)通りで韓国の若者たちの流行雑貨を見ながら街を楽しみました。

3日目の午前中に訪ねたソウル漢方進興センターでは日本とは違う形で発展した韓国の
漢方医学を体験しました。
その後は研修日程で最も重要なミッションday。 
研修中、唯一中学生と高校生が別々に活動するミッション活動です。
中学生はソウルの中心街である景福宮(キョンボクグン)と光化門(クァンファムン)、
仁寺洞(インサドン)一帯で韓国人をインタビューし最も韓国的なものを捜しました。
高校生は韓国外国語大学を見学し、慶煕大学では大学生の方へインタビューを行い、
韓国大学進学について考える機会を持つインタビューとなりました。
ソウルは都会なので忙しい人が多いためインタビューを断られる場面もありましたが、
親切に応じてくれた人たちにインタビューを通して学生達は韓国語に
少し自信を持つようになりました。

2日目と3日目の夜にはチキンペダル(配達)を注文し、韓国特有の配達夜食文化を体験したり、
近くの大型スーパーで家族と友達のためのお土産を買ったりしました。

最終日、最後の日程は国立中央博物館を訪問しました。韓国政府が運営する最大規模の
博物館で韓国歴史の基本を分かりやすく説明している博物館ですが、
博物館の遺物や歴史説明は難しい単語が多いため、日本語で解説をしてくれるキュレーターを
活用しながら韓国歴史の大きな流れと代表的な遺物を理解することができました。
韓国での最後の食事は中華料理・チャジャン麺、チャンポン麺、チャーハンでした。
日本にはなかったり、名前だけ同じで味はかなり違っていたり、生徒たちは韓国式の中華料理を
食べながら近くても違う、韓国・日本・中国の文化の差を改めて感じるようになりました。

今回の研修に参加した生徒たちは「韓国語をもっと学びたくなった」
「現地へ行ってみて文化の差を理解する機会になった」
「もっと長くいたいと思ったし、また行きたくなった」などの感想を残してくれました。