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May 23, 2020

  • 国際ニュース

京都国際学園 教材開発『関西に残る朝鮮通信使の足跡』発行

2019学年度の教材開発事業として『関西に残る朝鮮通信使の足跡』を作成しました。この事業は韓国政府(教育部)の在外韓国学校教授学習教材開発支援を受け実現しました。

関西のなかで、朝鮮通信使が足跡を残した室津、兵庫、大阪、枚方、淀、京都、大津、守山、近江八幡、彦根のそれぞれ「地域概観」「関連人物」「疲れとりの宿」「エピソード」をまとめています。

作成チームの教員が直接現地をフィールドワークし写真を撮影するだけでなく、資料館やお寺の方にお話をうかがい原稿を作成しました。教材を作成するうえで、最も参考とした文献は日本における朝鮮通信使研究の第一人者である仲尾宏先生の著書です。仲尾先生は、私たちの協力依頼を快く引き受けてくださり、何度も学校に足を運び原稿を確認してくださいました。

監訳として京都産業大学の金玄先生にご協力いただきました。

この教材の特徴は、写真や絵画資料をたくさん掲載しているところです。すぐに行ける身近な場所に朝鮮通信使が訪れていたことを知り、興味をもって交流の歴史を学んでほしいと思います。

教材は本校のホームページ「学園資料室」で閲覧できます。

『関西に残る朝鮮通信使の足跡』