INFORMATION

Sep 1, 2020

  • 国際ニュース

大阪大韓民国総領事からの9月教育メッセージ

関西教育関係者ファミリーにおりする総領事からのメッセージ(2)

 8月に続き、二回目のご挨拶となりました。

 前回のメッセージは、民族学校、民族学級、ハングル学校、そして韓国教育院、韓国文化院(世宗学堂)に所属する教育関係者の皆様にお送り致しましが、今回はこれらに加え、韓国語採択校の先生方で構成される「高等学校韓国語教育ネットワーク(JAKEHS)」の会員や専門学校で韓国を教えてらっしゃる先生方にもお送り致します。新型コロナによって直接お会いできる機会が減ってしまったことは非常に残念ですが、この様にSNSを通してたくさんの方々と同時かつ迅速に意思疏通ができる様になったのは、皮肉にもコロナがもたらしてくれた賜物と言えるかもしれません。

 先月8月15日は、韓国が日本の植民地から解放されて以降、75周年を迎える光復節でした。当館の管轄内にある各地域の民団主催の記念式典に参席して、繰り返し大統領の祝辞を代読しながら、私は以前とは違う韓国の立ち位置を、改めて肌で感じました。

 文大統領は、韓国大法院(日本の最高裁判所に当たる)の強制徴用判決に関して言及し、「一個人の尊厳を守ることが、すなわち国に対しても益となり得るという事実を噛み締めるべきである」と述べ、また日本韓国わせて一人人権尊重する両国民には友好協力まれるであろうと付け加えました。さらに、「祖国は同胞達を守りきれなかったが、逆に彼らは『お米一匙ずつ』をそれぞれが持ち合わせる気持ちで、韓国臨時政府の独立運動資金を自らの身を削って捻出し、海外における独立運動の土台となってくれた」とし、「大韓民国は、今後国民一人たりとも見離すことはない。それほどにまで成長したし同時自信もある」と強調しました。これは、人権国家としての韓国位置今後を示したのだと思われます。 

 大統領が表明した自信は決して大げさでも、虚勢でもありません。韓国は、今や世界トップ10経済大国として肩を並べており、また「韓流」を通して明らかになっている様に、世界中の注目を集める文化大国でもあります。ちょうど9月の初日に私は、防弾少年団(BTS)が、韓国人アーティストとして初めてビルボードのシングルチャート1位を記録したというニュースを耳にしました。

関西におられる教育関係者皆様韓国発展した姿けてみてください

 韓国語及韓国文化は、韓民族としてのアイデンティティを保つツールとしての次元を越えて、世界中対話共感るために必要土台としての地位確立しつつあります韓国的なものがすなわち世界的なものであるという自尊心を子ども達に育み、韓日関係として、さらには世界舞台々と活躍するリーダーとしての成長を手助けすることが、我々関西における教育関係者の使命ではないかと考えます。

 8月11日に発表されたOECDの統計によりますと、2020韓国経済成長率0.8%となる見込(日本 △6.0, 米国△11.3)で、OECD会員国全体1であり、またコロナの余波が続くであろう2020年及び2021年の2年間を合わせてみても、プラスに成長する唯一の国家として名前が挙がりました。民主性、透明性、参加型の3本柱を原則としたK-防疫の実行と、デジタル及びエコを中心とした経済対策の賜物であります。残念ながら、8月中旬に入ってから新型コロナ感染者数が300名以上に急増してしまったことにより、「発展」と「防疫」、二兎を追う戦略の妥当性が改めて問われておりますが、状況は近々落ち着くと私は確信しております。

 コロナするこれまでの対応からたちが教訓明確です

 今まで忍耐しながら必死に積み重ねてきた防疫の努力が、日常生活における気の緩みにより、一瞬にして水の泡になってしまうかもしれません。しかし、だからと言って必要以上にコロナを恐れてやるべきことを先送りにしたり、また回避したりしてしまうと、今度は別の後退現象が起こるはずです。日常生活において、徹底した予防習慣必用条件とするならばコロナの時代わせてクリエイティブな対応していくことがポストコロナ時代において世界先駆けとなる十分条件となるのではないでしょうか

 教育現場においても同じ様に言えると思います。日常生活におけるコロナ対策を徹底した上で、どうしても実行すべき事柄オンラインの活用など先駆的方法積極的導入しながら実施していくべきだとえます例えば、対面-非対面(オンライン)の併行授業は、ポストコロナの時代において、避けては通れない道です。今回の件を機に、タイミングが少し前倒しになったと思って、今後は対面-非対面の併行授業を定着していってくださることを期待しております。

 関西におけるての教育機関同士協力めて強調させてきたいといます

 関西韓国語及韓国文化えている機関世界地域です

民族学校3校(白頭学院、金剛学園、京都国際学園)をはじめ、民族学級が185学級、ハングル学校が49校、韓国語を第二言語として取り扱っている日本の学校が66校、韓国(語)学の授業を抱える大学が約140校以上存在します。これらに加え、京都韓国教育院、奈良韓国教育院、大阪韓国文化院(世宗学堂)も、韓国語や韓国文化の講座を運営しています。この様にたくさんの機関が存在するにも関わらず、異なる機関同士の連繋や意思疏通が不十分である現状が、私には大変もったいなく感じられます。例えるなら、材料である十分あるのにそれらのをまとめてつのとして使いこなせていないような状況に似ているのではないでしょうか。

 しかしながら、最近になって々に連繋けたが現れ始めています。

大阪韓国教育院は、先月8月12日に民族学級講師の研修会を開催しましたが、建国学校の校長先生をはじめ、他の民族学校に勤める先生方も参加し、民族教育に対する想いを共有しました。また、京都国際学園は、社会科の副教材として『関西の残された朝鮮通信史の足跡』という冊子を発刊しました。当館と京都国際学園は、今月の27日、関西の教育関係者達を招待し、本誌を利用した授業案などを共有するためのセミナーを開催予定です。また、教育領事は、来年上旬を目標に、関西における全ての教育関係者が一同に集まる「関西教育者大会(仮)」を企画しております。今後、言葉ではなく業務してがり協力きが活性化することをいます

 最後に、今回新しく赴任された京都教育院長と奈良教育院長を皆様にご紹介致します。姜星眞院長の後任に李龍薰(イ・ヨンフン)院長京都韓国教育院長として、また金亨根院長の後任に宋達庸(ソン・ダルヨン)院長奈良韓国教育院長として着任されます。お二方とも、直前まで国立国際教育院に勤務されておられました。元教員という経歴を持ち、その後は教育部の研究官、課長を歴任しておられるため、教育現場だけでなく教育行政に関しても熟知しておられる方々です。入国が少々遅れておりますが、9月中には皆様にご挨拶できるかと思いますので、どうか温かくお迎え頂けますと幸いです。

 最近、私がお会いする方には必ずお声掛けしているこの一言で、最後の挨拶に代えさせて頂きたいと思います。「コロナの治療薬やワクチンが開発されるまでは、マスクと消毒治療薬でありワクチンです皆様くれぐれもご健康におをつけてこの9いっぱいえましょう

 それでは、次のメッセージをお送りするまで、どうぞご自愛くださいませ。

 

2020.9. 駐大阪大韓民国総領事館 呉泰奎